葬式費用は誰が負担しなければならないのか? |大阪 相続 弁護士|相続問題に精通するエミナス法律事務所

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葬式費用は誰が負担しなければならないのか?

葬儀費用の負担者については、法律の定めも、最高裁判所の裁判例もありませんが、実務上は、きちんと明細等を開示して説明すれば、他の相続人が葬儀費用を遺産から支出することについて異議を唱えることはあまりないと思われます。

 

ただ、他の相続人が異議を唱えた場合、葬儀費用を誰が負担すべきかについては、

①喪主が負担すべきとする説(=喪主負担説)

②相続人が負担すべきとする説(=相続人負担説)

③相続財産から支出すべきとする説(=相続財産負担説)

④慣習・条理によって定めるべきとする説

など、諸説あり、近時の裁判例を見ると、喪主負担説が有力と思われます。

執筆者プロフィール

新井教正(アライノリマサ)
累計1000件以上の相続相談に対応し、NHKの番組でも『遺産相続問題に詳しい弁護士』としてご紹介いただきました。相続に関する書籍も多数出版しています。難易度の高い相続案件も対応可能です。初回相談では、相談者の方のお話をじっくりお伺いし、相談者の方の立場に立って考え抜き、できるだけ簡単な言葉で分かりやすく説明することを心がけています。

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