相手方に弁護士が付いたにもかかわらず、ご自身のみで対応してしまうと、後々不利な立場に立たされるケースが多くあります。
そのため、ご自身で対応される前に、相続に強い弁護士にご相談・ご依頼されることを強くお勧めいたします。
相手方に弁護士が付いたにもかかわらず、ご自身で対応されるとどうなってしまうのでしょうか。
相手との交渉力に差が出てしまう
このHPをご覧頂いているということは、ご本人もしくは身近な人に相続の話合いをしている方がいらっしゃる、ということでしょう。
多くの方にとって、おそらく相続を経験されるのは初めてではないでしょうか。
そうしますと、相続に関する法的知識はもちろんのこと、協議、調停、審判あるいは訴訟のいずれについても経験がないことになります。
これに対し、弁護士は交渉のプロとして日々数多くの案件についての交渉を行い、私のように相続に注力する弁護士であれば、それだけ相続の交渉に長けています。
例えば、私(代表弁護士 新井)であれば、現在まで百数十件に及ぶ相続事件を担当し、相談だけであれば1000件を超える件数を取扱っています。
相続に注力する弁護士は、その知識・経験や引き出しの多さからして、初めて相続を行う方が太刀打ちできるような相手ではない、というのが正直なところです。
弁護士は、法的知識を駆使し、依頼人に有利となるよう全力で交渉を進めていきます。
そんな時、相手に弁護士がついておらず、相続や交渉に素人の方を相手にすることとなれば、圧倒的有利に交渉を進めやすい状況といえるのです。
したがって、相手に弁護士がついている場合には、こちらも弁護士を付け自分が不利にならないよう準備するのが良いでしょう。
そして相手の弁護士が相続に注力していない弁護士であれば、逆にこちらが相続に注力する弁護士をつけることで自らに有利に交渉を進めることが出来ます。
相手方のペースで交渉等が進んでしまう
2つ目は、相手に弁護士が付いた場合、交渉の主導権を握られてしまうことになります。
例えば、直接相手弁護士と交渉する交渉では、「法律的にそうなっています」「裁判所の運用がそうなっていますから、受け入れないというなら調停を申し立て、以後裁判所で話合いをさせてもらいます」等と言われたときに、何か反論を思い浮かべられるでしょうか。
弁護士にとっては「当たり前」な話も、一般人の方にとっては「分からない」ことばかりではないでしょうか。
次から次へと弁護士から投げられるボールを、その都度その都度、適切に返していくことは非常に困難であり、気づいたときにはすっかり相手方のペースで交渉が進んでしまっていたという事態に陥りがちです。
これは家庭裁判所における調停でも同じです。
現在の調停手続は当事者主導で行われ、裁判所は調整的や役割を担うにとどまるため、相続に関する法的知識や調停の経験に長けた弁護士のベースで進められるということがままあります。
以上のとおり、相手方に弁護士が付いたにもかかわらず、弁護士を付けることなくご自身で対応した場合、交渉・調停が相手のペースで進むというデメリットが生じてしまいます。
弁護士とやり取りすることがストレスとなる
3つ目として、交渉であれば直接相手方の弁護士と、書面だけではなく、電話や面談でやりとりしなければならないこともあります。
法律の専門家である弁護士と電話や面談で直接交渉をするのは、法的知識や交渉力に差があり、強いストレスを抱え込むことになります。
このストレスを完全に取り除くのは弁護士に依頼する方法しかありません。
相続・交渉のプロである弁護士を相手に「自分の方が正しい。法律的には、裁判所の運用的にはこうなっているはずだ。」としっかり反論できる方は少なく、対応を強いられる度に不安になったり、プレッシャーを感じたりされるのではないでしょうか。
そういった悩みから解放されるためにも弁護士をつけることを検討されてはいかがでしょうか。
弁護士を選ぶ際のポイント
よく聞かれるのが「どんな弁護士を選ぶとよいのか」という質問です。
相続に限って言えば、相続に注力し、取扱件数が多く、経験が豊富であること、が挙げられます。
相続事件をうまく処理するには、相続に関する法的知識はもちろん、相続事件処理に関するノウハウと経験も必要です。
弁護士であれば誰でも良いわけではなく、相続に注力している弁護士を選ばないと弁護士間の力量に差が生じてしまい、弁護士へ依頼することのメリットを最大限に享受することができなくなってしまいます。
日々、相続問題に真正面から取り組み、知識とともに、ノウハウや経験を蓄積させ、研鑽を積んでいる「相続弁護士」に依頼することが非常に重要と言えます。
そういった弁護士を選ぶためにはいくつかの法律事務所を回り、比較することも有益かと思います。
是非ご自身の目で真の「相続弁護士」を見つけて下さい。
当事務所では、初回無料法律相談を実施しておりますので、是非お気軽にご利用下さい。
当事務所の解決事例
双方に代理人弁護士がつくことで必要な情報開示がなされた事例
自宅購入資金の援助(特別受益)を受けたという主張を取り下げた事例
複数の遺言の解釈についてより有利な内容で解決できた事例
代表弁護士の新井教正(あらいのりまさ)と申します。
リーガルサービスの提供を通じてお客様を笑顔にしたいとの思いから事務所名を「エミナス法律事務所」(笑みを為す)としました。
お客様を笑顔にするためには、出来るかぎりご希望に沿ったベストな解決を図る必要があります。
ご希望に沿ったベストな解決を図るためには、お客様のお話をじっくりと丁寧にお聞きすることが何より大切です。
そのため、当事務所では、十分なお時間を取り、まずは、お客様が抱いておられるご不安や紛争の解決方法に関するご希望を正確に理解するよう努めています。
その上で、ご不安を解消あるいは低減できるよう、ご納得いただけるまで何度でもお答えさせていただくとともに、どこまでもお客様に寄り添い、笑顔になれる解決を全力でサポートいたします。