話し合いに応じない相続人との遺産分割協議をスムーズに解決した事案 |大阪の相続問題に精通する弁護士【エミナス法律事務所】

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話し合いに応じない相続人との遺産分割協議をスムーズに解決した事案

  • 性別:男性
  • 依頼者情報:●争点別:遺産分割  ●遺産額:3000万円以上  ●遺産の種類:預貯金、不動産  ●相続人の関係:伯父と姪

事案の内容

相続人は叔母と甥(被相続人から見れば子と代襲相続人である孫/甥が依頼者)です。相続開始の数ヶ月経過後から、依頼者から叔母に対し遺産分割の話を何度か持ち掛けたものの、叔母からは、都度、「悪いようにはしないから任せておきなさい。」との回答しかなされませんでした。
しばらく様子を見たものの、一向に具体的な話が出てこないため、依頼者から叔母へ催促したところ、今度は「私が信用できないのか。」と高圧的な態度に出られ、さらには、依頼者の母親へも恫喝に近い電話が入るようになったため、自らの手には負えないとして、遺産分割の交渉を依頼いただきました。

当事務所の活動内容

遺産に関する情報はすべて叔母が握っていたため、事前準備として、徹底的な遺産調査を実施し、情報武装を行いました。
また、弁護士介入前の叔母の態度から、弱気なところを見せれば付け入られる可能性が高いと判断し、依頼者の理解も得た上で、法的手続も辞さない断固とした姿勢で交渉に臨むこととしました。

書面での交渉申入れに対し、叔母から電話連絡はあったものの、自宅まで来るなら話を聞いてもいいという態度であったため、
「事務所でなければ交渉はできない。」「来所いただけないのであれば即座に調停申立てを行う。」旨を伝え、面談での交渉は必ず事務所にて行うようにしました。

また、依頼者の話から、弁護士が介入した後、依頼者や依頼者の母親へ連絡することが予想されたため、交渉申入れの書面に依頼者や依頼者の母親へ連絡することは差し控えるようにとの文章を付記するとともに、それでも連絡があった場合、都度、お知らせいただくように伝えました。
予想通り、叔母から依頼者や依頼者の母親へ何度か連絡がありましたが、知らせを受ける都度、当職から叔母に対して電話あるいは文章で警告を繰り返した結果、叔母から依頼者や依頼者の母親への連絡がなくなりました。

結果

交渉当初の断固とした対応が功を奏し、書面での交渉申入れから1ヶ月もたたないうちに、叔母は当職との協議に淡々と応じるようになりました。
もともと法的な論点がある事案でもなかったため、その後、叔母と依頼者が法定相続分に応じた遺産を取得する内容の遺産分割協議を成立させることができました。

事件処理のポイント

その他の解決事例

裁判所を通じて取得した証拠で後妻の預金の使い込みを立証し相続分の1,000万円を獲得した事例

  • 性別:女性
  • 依頼者情報:●争点別:預金の使い込み  ●遺産額:3000万円以上  ●遺産の種類:預貯金  ●相続人の関係:後妻と子2人(長女、二女)

後妻から遺産として開示された預貯金の残高が少なすぎることに不信感を抱いた二女(依頼者)が相談に来られました。 預貯金の取引履歴を調査した結果、死亡前の約2年間に数回にわたって合計4000万円(1回あたり数百万円から1千数百万円)が出金されていることが判明したため、引き出された預貯金の返還を求めることにしました。 ...

相続人が29名にも及んだ遺産分割の事例

  • 性別:男性
  • 依頼者情報:●争点別:遺産分割  ●遺産額:3000万円以上  ●遺産の種類:預貯金  ●相続人の関係:被相続人の兄弟姉妹と被相続人の配偶者の兄弟姉妹

相続の処理を長期間にわたって放置しているうちに相続人が29名にも及ぶ事態となり、相続人相互の関係性が希薄、あるいは、面識すらないという状態のため、遺産分割協議自体を進めることが困難という事案でした。 ...

保険の契約者名義変更及び株式贈与の無効を勝ち取った事例

  • 性別:男性
  • 依頼者情報:●争点別:その他  ●遺産額:3000万円以上  ●遺産の種類:預貯金  ●相続人の関係:姉弟

依頼者(=弟)からご依頼を受けました。母が施設・病院に入所・入院していた期間中に、 ①母が保有していた保険契約(解約返戻金:500万円)の契約者名義の姉への変更、 ②母が保有していた上場株式(評価額:200万円)の姉への贈与がなされているが、いずれも姉が無断で行ったものであるから、姉に対する責任追及の訴訟を提起してほしい とのご依頼でした。 ...

複数の遺言の解釈についてより有利な内容で解決できた事例

  • 性別:女性
  • 依頼者情報:●争点別:遺言 ●遺産額:3000万円以上  ●遺産の種類:預貯金  ●相続人の関係:実の姉弟

少しずつ内容の異なる自筆証書遺言が3通作成されており、その解釈を巡って姉(依頼者)と弟(相手方)との間で争いが生じていました。弟側の弁護士からは、3通の遺言を総合的に解釈すれば姉には遺留分しか認められないとの主張がなされていました。 ...

売却のために共有取得とせざるを得なかった遺産不動産の売却を確実に実行するための方策を講じた事例

  • 性別:男性
  • 依頼者情報:●争点別:遺産分割 ● 遺産額:3000万円以上 ●遺産の種類:不動産、預貯金 ●相続人の関係:兄弟姉妹

相続人は子3人(長男、長女、二女)で、遺産は、被相続人の自宅不動産(土地・建物/固定資産評価額:6500万円程度)とわずかな預貯金です。長女・二女(依頼者)から長男に対して遺産分割を求めたものの、長男がこれに応じないとして、遺産分割の交渉を依頼いただきました。 ...
  • 遺産分割交渉が進まない
  • 遺留分を請求したい・された
  • 預金の使い込みが発生した
  • 相続人の一人が遺産を開示してくれない
  • 遺言の無効を主張したい
  • 前妻の子どもとの遺産分割
  • 不動産がある場合の相続問題
  • 相手方に弁護士が就いた方へ
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